現地視察―文教厚生委員会ー

今日は、閉会中の委員会で、観音寺市立中部中学校、三豊総合病院、香川県医師会を視察しました。その中で、三豊総合病院の視察では、香川県西部で地域の公立の基幹病院として、頑張っておられている状況がわかりました。
私が、いただいた資料で分析する限り、『三豊総合病院は、病床利用率96.9%、平均在院日数16.1日という急性期に特化した病院で、現在の診療報酬基準が変わらない限り、これ以上の収入は増える見込みはないと考えられる。要するに、収入に関しては、目一杯のところまできていると考えられる。よって、黒字にするには、経費を削るしかないのでないか。』と質問しました。⇒事業管理者も、言われるとおりである答えられました。
そうなると、医師をはじめ医療スタッフ等の人件費も抑えなければなりません。給料を安くするか、人員を減らすか。
医師不足、看護婦不足が叫ばれている中で、公立病院は、医療の質の維持⇔コスト削減という相反する命題をつきつけられていると思います。
地域医療を守るためには、もっと行政が優先的にお金を投資しなければ、勤務医も医療スタッフも疲弊してしまい、救急医療、高度医療、特殊医療は、できなくなる恐れがあります。
政治が、国民から預かっている税金をどう使うのか。真剣に考えるべきです。
