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本が出版される―三野県議のパネリストとしての発言も掲載―

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 この度、昨年9月4~5日、東京で開催された第30回自治総研セミナーの記録が、公人社より「自治総研ブックレット19“地域の民意と議会”」として発行されました。
 本は4部で構成されています。第1部はテレビのコメンテーターでお馴染みの首都大学准教授の木村草太さんです。第2部は上智大学法学部教授の三浦まりさん、第3部で私を含め3名のパネリストのパネルディスカッションの記録、第4部が東京大学法学部教授の金井利之という形で構成されています。
 大学教授と違って、田舎議員として発言していますので、高尚な発言はできず、現場主義、経験則に基づいて発言しました。
私も在庫をいくつか持っていますので、読んでみたいと思う方は進呈します。(たぶん、欲しい人はいないと思いますが?)
 今年も9月10日に第31回自治総研セミナーが開催されます。テーマは、「不寛容の時代を生きる」
 ○講演1「租税抵抗の国・日本」
 ○講演2「田園回帰」をたしかな流れにするために
 ○パンルディスカッション「不寛容な時代の自立戦略~自己責任論を超えて~」
 このセミナーでも、今回の本が販売されると思います。良かったら、買ってみてください。(1500円+税)

三野やすひろネットワークだより30号を掲載

IMG_20160620_0001.jpghttp://www.mino-jimusho.com/network/net30.pdf
画像orアドレスをクリックすれば、ご覧になれます。

三野やすひろネットワークだより30号を3月下旬に発行していましたが、ホームページに掲載するのが大変遅れました。
自民党会派の分裂、臨時議会の対応、新会派リベラル香川の結成・会長就任、6月県議会の会派を代表しての代表質問づくりと忙しく掲載が遅れてしまいました。たまにしか投稿できなくてすみません。

パネリストして参加!

DSCN9083.jpg 9089-1.jpg
第30回自治総研セミナー9月5日(2日目)、パネルディスカッション「低投票率時代の“民意”をどう考えるか」のテーマで、議員代表でパネリストとして参加してきました。
あとの二人は、新潟県巻町の元町長の笹口孝明さん、1996年8月4日に日本初の住民投票「巻原発・住民投票」を実施した方でした。現在、酒造会社の社長さんをしていらっしゃいます。
もう一人は、水口和恵さん、「小平都市計画道路に住民の意思を反映させる会」共同代表の方で、2013年5月に「小平市の都市計画道路の見直しを問う住民投票」を実施しましたが、住民投票条例の成立要件として投票率50%を付ける改正案を議会に出され、投票率が35.17%で不成立となり、せめて投票結果を開示するよう訴え、現在裁判になっています。コーディネーターに(公益財団法人)地方自治総合研究所研究員の菅原敏夫さんで、何と3時間に及ぶ議論で、会場からの質問も数多く出てきました。
その後、東京大学大学院法学政治学研究科の金井利之教授から「地域における民意」というタイトルで講演を聞きました。
最初は、地方議会が充分民意を汲み取っていないから、住民投票で補完していくみたいな構図の議論かなと思い、地方議員として被告人みたいな立場で嫌な気分で臨みましたが、議員になったきっかけ、国会と違って地方は二元代表制の良い点を主張できて、いい議論ができたと思います。
率直に言って、“民意とは何ぞや”永遠の課題かなと感じました。
民主主義社会においては、民意に基づく政治が行われるのが理想ですが、さて民意とは何か?
選挙という制度を通じて、政治の世界において民意が反映されるように考えられていますが、果たしてそうなっているのでしょうか?
民意の捉え方にも“選挙以外”にも色々あり、世論調査、団体の声、住民参加、住民投票など。
さらに民意の捉える範囲“地域の民意”と“全国の民意”など。
難しい課題であるテーマでした。
正直言って、首長選挙、地方議員選挙の投票率が低い中で、「選挙だけが民意を反映しているのか?」と言われば、疑問?
特に、首長選挙は、公約、人柄、資質などを総合的に判断して選出されているのではないか。
個々の政策というより、大きな方向性で選出されているのではないか。
当選したからと言って、候補者の公約は判断基準の大きな部分を占めると考えるが、公約すべてが支持されたわけではない。
「選挙で勝ったら、すべての公約が支持され、民意は我にあり」「白紙委任」的な首長の出現に危惧しています。(どこかの市長さん)
また、地方議会議員選挙でも、地域代表、業界・団体の代弁者、労働組合の代表、政党支持者の代表、市民団体の代表などの形で選出されているわけで、現実に個々の制度・政策の公約などが深く有権者に浸透しているわけでもないと思います。
確かに、選挙は議席数の結果の勝敗が基本ですから、自民党が一番大きな民意を受け、議会制民主主義においてその代表者たちが政治をリードするのは当然のことです。
ただ、低い投票率、高無投票で選ばれた政治家として、特定の政党・業界・支援団体を支援してくれるための民主主義ではなく、住民全体の未来のための民主主義にならなければいけないと思います。
そのために、決定に至るプロセス、熟議の時間の確保が重要だと感じました。
重要案件については、結果が同じでも、執行部と議員だけの質疑・質問だけでなく、議員間討論、参考人招致など専門的知見や公募による住民の意見表明なども取り入れた形で、熟議したうえで決定することが大事ではないかと考えます。そういうプロセスを踏めば、最後は多数決でも仕方ないと考えます。
私も、4月の県議会選挙で初めて無投票当選という形で議員になっているわけで、そういう心構えをもって対応していきたいと考えています。
ただ、どれだけの議員が賛同してくれるでしょうか?
政治不信、無関心。低投票率、無投票、多くの課題があります。
首長、議員の質が問われていると思いますし、有権者の方も考えていただきたいと強く感じたセミナーでした。

マスコミの取材に答える!

朝日新聞記事 山陽放送取材
4月5日の夜、朝日新聞の記者から電話取材を受ける。
翌日の新聞、香川版に私の記事が載る。
テーマは、ネット選挙について。
私は、SNSを積極的に使おうと思ってはいなかった。
しかし、自分の主張だけは、SNSを使おうと考え、出陣式での決意と個人演説会の内容は載せようと考えていた。
しかし、単に写真を載せたり、現在の様子を載せるだけのSNSはあまり意味がないと考えている。
自分の支援者が頑張っているんだなぁ~とお知らせする効果しかないのではないかと感じている。

4月6日、今度は、RSK山陽放送が、わざわざ岡山から足を運んで取材にきた。
テーマは、無投票当選について。
私が四国新聞のアンケートに回答した内容と同じことを言った。
ちなみに、記者に「無投票がよくないと思うなら、あなた、選挙に出たらどうですか?」と聞くと、「いや出ません」「僕はその器ではない」と答える。
「そんなことはない。記者として仕事をしてそれなりの見識を持っている方だ。やっぱり、議員より今の仕事の方が安定しているからですね。」と私が皮肉を言うと、笑ってた。

無投票当選に対するマスコミのアンケート

マスコミから無投票当選に対するアンケートがきていました。
次のように答えました。
特に、無投票当選は、議員の質の低下を招くのでは質問に対しては、
「議員の質の低下については、競争選挙であろうと無投票選挙であろうと個々の議員の心構え次第と考える。」と答えました。
競争選挙で当選しても、質が悪い人は質が悪いと。
無投票当選アンケート2
当選の報告会での挨拶
DSC00707.jpg 画像をクリックすれば、録画が見れます。
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