
5月2日の臨時県議会で、副議長に選任されました。
4期生が12名(その内、既に1名副議長に就任、もう1名が今回議長に就任)いますが、私は補欠選挙当選の1任期を含む4期生ですから、在任期間では4期生の中で、一番短い議員です。副議長就任にあたって、そのことに対する戸惑いはあります。
県議選に立候補する時も、その後に当選した後も、議会の中で、最大会派に所属していないので要職に就けるとは思っていませんでしたし、就こうとも思っていませんでした。
一議員として、自らの信念を持って、議員活動することを念頭に置いてきました。
それが、昨年度は文教厚生常任委員長をさせていただき、今回、副議長に就任という「自分の中では想定外の事が起こっています」
一昨年の県議会の会派構成が変わる中での巡り合わせと言ってしまえば、それまでですが……
本当に、美空ひばりの歌ではないですけど、「人生って不思議なものですね」と感じています。
しかし、選ばれた以上、議長を補佐するとともに、二元代表制の一翼を担う議会の役割を発揮し、さらなる郷土香川の発展と県民福祉の向上に向け、誠心誠意、努力してまいりたいと思っております。
本来、地方議会は、自治体の条例や予算を決定する機関、すなわち地方自治体の意思決定機関です。また、行政のチェック機関としての役割を持ち、二元代表制の一役を担っています。
私は、地方議会が意思決定機関であるということは、執行部側だけに責任があるのではなく、私たち議員にも責任があるということを認識しなければならないと常々考えています。
行政は、一人の首長を住民が選出しますが、議会は複数の議員を住民が選出するわけです。
複数の人が集まることは何を意味するかと考えれば、合議することであります。議論を尽くすことにより、その自治体における課題が何かを見つけることができる、何よりも、それぞれの論点に対する考えの幅を共有することも可能です。
ある問題について、何を検討すべきか、これに対して、住民は右から左までどれくらいの幅で選択肢を考えているのだろうか、そうしたことを明らかにして、住民のための最善の県政を考えていく。それこそが議会の役割だと考えています。そのためには、いわゆる合議・熟議が必要だと考えます。1つ1つのプロセスを大切にし、議会としての可能な限りの合意形成を探り、議会としてみんなの共通意思にすることが求められていると感じます。
そのことが二元代表制としての一役を担う議会の役割ではないかと考えます。
私は、そのことを追求する努力をしたいと考えています。
何卒、県民皆様のご指導ご鞭撻をよろしくお願いします。